2017.10.31
中古船価、底値から7割上昇/バルカー、新造船価比ではまだ割安感

2年半ぶりの高値圏で推移
バルカーの中古船価格が騰勢を強めている。足元の船齢5年の中古船価はケープサイズ、パナマックス、スープラマックスいずれも今年5月に付けた年初来高値を上回り、2015年初め以来およそ2年半ぶりの高値圏で推移している。
2017.10.31
2年半ぶりの高値圏で推移
バルカーの中古船価格が騰勢を強めている。足元の船齢5年の中古船価はケープサイズ、パナマックス、スープラマックスいずれも今年5月に付けた年初来高値を上回り、2015年初め以来およそ2年半ぶりの高値圏で推移している。
2017.10.30
新船型は函館どつくで連続建造する
名村造船所は、3万8000重量トン型バルカーを開発し、市場投入した。従来のヒット船型の3万4000重量トン型バルカーの特徴を引き継ぎながら大型化し、NOx(窒素酸化物)3次規制にも対応した。船価動向を見ながら2020年後半以降の船台で受注を進める方針で、函館どつくで建造する予定。
2017.10.27
船腹需給均衡に向かう(写真=ブルームバーグ)
自動車船の新造船竣工量が来年から大幅に減少する。自動車船の新造発注が、マーケットの先行き不透明感から停滞しているため。
2017.10.26
“MOL Truth”の船名が披露
商船三井が運航する2万TEU型コンテナ船“MOL Truth”の命名式が25日、今治造船の愛媛県・西条工場で開催された。
2017.10.25
LNG船ビジネスは停滞局面(写真=ブルームバーグ)
2018年も欧州・大西洋の新造LNG船商談は停滞しそうだ。特に長期用船案件は期待しにくく、商談があっても参入障壁の高い中期契約案件が主流になりそう。
2017.10.24
海外設計子会社が必要不可欠な「戦力」になっている
日本造船所が、海外の船舶設計子会社や設計会社の活用を拡大している。自社で海外に設計拠点を持つ造船所は、海外の人員体制を一段と拡大したり、海外に任せる設計機能を拡充している。
2017.10.23
対話による相互理解を促す
IMO(国際海事機関)のキータック・リム事務局長は本紙インタビューに応じ、国際ルール策定に関して「今以上に加盟国間同士や業界間の“対話”を促す」と考えを示した。
2017.10.20
下期は損益改善が一段と進展(写真=ブルームバーグ)
邦船大手3社のドライバルク部門の2017年度上期(4~9月)決算は、市況上昇と構造改革の効果で損益が改善するが、全社の黒字化には至らないもようだ。
2017.10.19
エクスポージャーを相対的に減らす
旭タンカーは外航タンカー事業で安定収益の確保を進めている。昨年から今年にかけてインドの化学品メーカーとプロダクト船2隻、VCM(塩化ビニールモノマー)輸送用のガス船1隻の計3隻の貸船契約を締結した。
2017.10.18
欧州は新造船商談のシーズンに(写真=ブルームバーグ)
「春とは様変わりだ。商談が動き出した」(欧州在住の海事関係者、以下同じ)。日本造船所の受注先である欧州船社がバルカーの新造意欲を高めている。
2017.10.17
タンカーとバルカーを半々に
香港船主タイ・チョン・チャン・グループ(TCC=泰昌祥集団、ケネス・C・K・クー会長CEO)はこのほど韓国の現代重工業にVLCC2隻を発注した。
2017.10.16
資金管理を強化(写真=ブルームバーグ)
邦船大手3社(日本郵船、商船三井、川崎汽船)は、過去数年の業績低迷と構造改革で悪化した財務を、現在の水準を底として徐々に改善させていく。リーマン・ショック後に取り組んだ資金管理の強化を、有利負債削減などの観点から今後も継続する。
2017.10.13
USCG型式承認がキーワード
IMO(国際海事機関)のバラスト水管理条約の既存船への適用延期を要因に、バラスト水処理装置メーカーの中には経営難が囁かれる企業も出てきている。
2017.10.12
ドライバルク部門で新規事業検討
川崎汽船のシンガポール現地法人“K”Line Pte Ltd(KLPL)は、川崎汽船の新中期経営計画で示されたグループの方針に則って事業内容と人員配置の見直しを進めており、その一環でLNGを中心とするエネルギー関連事業の担当者を新たに置いた。
2017.10.11
総輸入量は1000万トン規模に達するとの見方が多い(写真=ブルームバーグ)
ドライバルクで数少ない日本向けの成長カーゴとして、木質バイオマス燃料が脚光を浴びている。新規のバイオマス発電所が2020年以降に相次ぎ稼働し、輸入量は急増する見通し。
2017.10.10
新たな分野にも踏み出す(写真=ブルームバーグ)
ケミカル船の物流や競争環境が大きく変化する中、日本のケミカル船社は成長に向けて踏み出した。強みとする分野を充実させると共に、新展開もする。
2017.10.06
船価動向を見極めながら営業
新造船市場ではバルカー回帰の機運が高まっている。日本の造船所はここ数年、バルカー以外の船種の建造へと転換する「脱バルカー」戦略を進めてきたが、足元の新造商談では、引き合いの多いバルカーに受注の軸足を移しており、既に受注を進めている。た各国造船所でバルカーシフトの動きが鮮明になってきている。
2017.10.05
下期は上期比で損益改善へ(写真=ブルームバーグ)
邦船オペレーターの近海船部門の業績は、2017年度下期(2017年10月~18年3月)から回復傾向が強まる見通しだ。
2017.10.04
フィンカンチェリは最長2027年納期で客船内定
低船価による消耗戦と手持ち工事の枯渇にあえぐアジアの造船所とは対照的に、欧州造船業がいま、押し寄せるクルーズ客船の新造船発注で活況に沸いている。
2017.10.03
ケープ市況は年末にかけて再び上昇するとの見方が多い
ケープサイズ・バルカーの用船市況は中国の国慶節明けに本格的な需要期に入るが、同国で今月から始まる鉄鋼業の操業制限を見据えて方向感を探る展開となっている。